【競艇の注目ニュース】買い目予想AIが登場!

競艇予想の人工知能が登場!

競艇の人工知能

AIとは人工知能のことだ。

人間の力ではできないことをコンピュータに計算させることによって不可能を可能にすることができるかもしれない。

今回開発した「みずはのめ」という競艇の予想人工知能では、過去100万以上のレースデータをもとにして、その日開催される予定のレースで的中する確率の高い舟券を予想し、的中確率をパーセンテージ化したものを公開しています。

みずはのめは競艇の予想をするために開発された人工知能だ。

過去100万以上のレースのデータから、その日のレースの的中率が高い買い目を提供してくれる。

競艇は1年間を通じて、ほぼ毎日レースが行われる。

さらにレースが行われるときは1日12レースあるので、他の公営ギャンブルと比べてはるかに多いレース回数が行われることになる。

また、全国24カ所競艇場はあるが、どの競艇場でもコースの距離は同じだ。

出走する艇も毎レース必ず6艇と決まっている。

人工知能は過去のレースのデータを分析することによって、的中率を計算する。

過去のデータは多ければ多いほどいいし、条件が同じであればあるほど精度はあがる。

競艇は人工知能による予想に向いているギャンブルということだ。

同じ公営ギャンブルである競馬は、毎レース出走する馬の頭数は変わるし、基本的に週末にしかレースが行われない。

人工知能によるデータ収集がうまくいかないというわけだ。

みずはのめの開発者の『安東卓也』さんは競艇が人工知能に向いているという点に注目して予想AIを作ったのだ。

肝心の回収率は?

お金

競艇で勝つために考えなければいけないのは回収率だ。

回収率とは、『払戻金/舟券を買った金額』に100をかけてパーセント表示したものだ。

例えば、ある日の合計払戻金が15,000円で、舟券を10,000円分購入していたとすると回収率は150%だ。

回収率を常に100%超え続けることができれば、競艇で稼いでいることになる。

リリース前の検証では、1週間くらい実際に舟券を買ってみて、回収率は120%程度に達することができました。とはいっても、試験的に公開をはじめた9月ごろは100%を超えるのもなかなか難しく、試行錯誤の日々でした。

人工知能みずはのめによる回収率は現在151%ということだ。

有料のポイントを使うことで買い目情報を買うことができるらしいので、人工知能の興味がある方や、競艇で稼ぎたい方は利用してもいいかもしれない。

競艇の買い目情報を提供してくれるサービスとしては、AI以外にも競艇予想サイトというものがある。

プロの予想師やコネを使って的中しやすい買い目情報を提供してくれるサイトだ。

競艇予想サイトの検証をしているサイトもあるみたいなので、競艇で稼ぎたい方は見てもいいかもしれない。

参考:現代ビジネス

ボートレース桐生の会長のインタビューが熱い!

ボートレース桐生の苦難の道のり

ボートレース桐生

ボートレース桐生は群馬県にある競艇場だ。

桐生競艇場は1956年11月8日に初レースが行われたのだが、これは全国24カ所ある競艇場の中でも最も遅いタイミングであった。

できた当初は経営状況も良かったのだが、1992年度をピークにして売り上げが減少する。

経営状況の悪化は、第一施工者である桐生市と、当時施設会社だった関東開発との対立を招いた。

関東開発の現会長である『笠川和弘』さんは当時のことを以下のように振り返っているそうだ。

業界全体で売り上げ減少が続く中、桐生市は営業努力を欠くだけでなく、「賃料を下げろ」の一点張り。当時、最も売れていた3連単舟券の発売機を導入することもなく、ブームから完全に孤立し、売り上げはみるみる落ちていった。

知っている人は少ないだろうが、3連単という舟券は競艇が開始した当初からあったわけではない。

競艇の3連単は他の公営ギャンブルに先駆け、2000年の10月から販売が開始された。

戦後に競艇が開催されるようになってから、実に40年以上もの間、3連単は存在しなかったのだ。

販売してからは競艇の売り上げを支えていた3連単だが、桐生市は3連単の舟券が販売できる発売機の導入を渋っていたらしい。

予算がかかるのはもちろんだが、売り上げに直接関わる部分に投資できないのにはどんな理由があったのだろう?

一人の競艇ファンである私にはわからないことだが、当時の競艇好きにとっては3連単が購入できない桐生競艇場はつまらない場所に思えたという気持ちはわかる。

逆転の一手は?

苦しい経営状況が続いた桐生競艇場は桐生市から見放される形となった。

第一施工者が阿佐美水園競艇組合(当時)に変わり、新しいスタートを切った桐生競艇場が初めに行ったのはナイター開催だ。

最初に打った手は、日本初のナイター開催を可能にすることだった。多くの人が働いている昼間ではなく、夜に商売をしたほうがいいんじゃないか。仕事が終わった後、ゆっくり楽しんでもらえたら、競艇をギャンブルではなくレジャーとして見てもらえるかもしれない。

桐生競艇場は、全国24カ所ある競艇場の中でもっともはやくナイターレースが開催された競艇場だ。

競艇は水面スレスレを猛スピードで競走する、一歩間違えれば大事故につながりかねない競技だ。

ギャンブルという側面から見ても、公正なレースを行わなければファンは離れていってしまう。

暗い夜の開催で、安全かつ公正にレースを行えるようになるには長い年月が必要だ。

しかし、桐生競艇場はその努力を成し遂げた。

ナイターレースの開催から売り上げは好調である。

2014年度には全国1位、関東5位の売り上げを達成し、2016年度にはついに売り上げが全国2位となった。

競艇場に来てくれる人のことを考えた新しいサービスを次々と展開してくれる、ボートレース桐生の今後の活躍に期待したい。

参考:PRESIDENT Online